なぜ繁栄している商店街は1%しかないのか

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「まちづくり」を目指しているかぎり、商店街の再生はない!

全国で商店街の活気が失われ、「シャッター街」は今や珍しくはない。
だが長年、さまざまな活性化事業が行われてきたにもかかわらず、繁栄している商店街がいまだに全国の1%しかないのはなぜか。

商店街衰退を語る際によく言われるのが、以下の2点だ。

・郊外ショッピングセンターなどの大型店進出の影響
・商店街を構成する商店の自助努力の欠如

これらは衰退の原因ではないとまでは言わないが、
商店街に税金を突っ込んで行っているさまざまな活性化事業がほとんど効果を発揮していないのには、
それらとは違う、隠された理由がある。

それは、「商店街の組合」に商店街という場の活性化を丸投げし、
およそ個別商店の収益に結びつかない「まちづくり」を誘導してきた社会システム、つまり行政のしくみである。

商店街の場が目指すべきは、「地域コミュニティ」ではない。
目指すべきは、真剣に商売をする者が儲けることができる商環境の構築なのだ。

——————

あなたの街の商店街を再生させる“本当の方法”、お教えします。

中目黒、大久保、中野、南堀江、三条通、玉宮通り、上乃裏通り……元気のある街の共通点とは?

<これが実態>
◎活性化事例のほとんどがウソか誇張
◎仮に商店街が活性化しても商店は儲からない
◎「まちづくり」では商店街は再生できない

“元コンサルタント”が本音で語る 現在の商店街活性化施策の限界と新たな提言

Sobre o autor

辻井啓作 (つじい・けいさく)
有限会社ともえ産業情報取締役社長。1969年京都府生まれ。立命館大学法学部卒業後、大和証券、東京都中小企業振興公社を経て、中小企業診断士として活動した後に、社会調査、市場調査事業を行う同社を設立。現場での中小・中堅企業の支援と、国・地方行政の視点からの社会調査を両輪とした事業を行っている。1997年からコンサルタントとして各地の商店街活性化に携わり中心的に支援を行った広島県呉市の中心商店街活性化は経済産業省中小企業庁より「頑張る商店街77選」に選ばれた。その後、商店街活性化施策のあり方に疑問を感じ、商店街組織を対象としたコンサルタント事業、および中小企業診断士としての活動を停止している。2013年3月、専修大学大学院商学研究科博士課程を単位取得退学。2011年度より千葉商科大学商経学部で非常勤講師として「流通経済論」等を担当。著書に『独立開業マニュアル これだけは知っといてや』(岩波アクティブ新書)がある。

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