本書はディジタルフィルタの動作を著者作成のソフトウェアで体験しながら、ディジタル信号処理の理論とディジタルフィルタの原理、設計手法を学ぶものです。
ソフト上で出力結果を見ながら調整することで、極や零点といったわかりづらい概念の感覚をつかみ、実感を持って学習することができます。
また、その原理についても詳細に解説しているので、大学学部生のディジタル信号処理の学習から技術者の新人教育・学び直しに最適です。実際のディジタルフィルタの設計の下準備にも用いることができるようになっています。
このような方におすすめ
・AV・信号処理機器メーカの回路・システム設計者
・電気電子系の学生・院生
主要目次
第1章 ディジタルフィルタを体験しよう
第2章 ディジタルフィルタの基本動作を知ろう
第3章 IIRフィルタを設計しよう
第4章 FIRフィルタを設計しよう
陶山健仁(すやま けんじ)
東京電機大学工学部電気電子工学科教授。博士(工学)
1971年 徳島県生まれ
1998年 電気通信大学大学院電気通信学研究科電子情報学専攻博士後期課程
1999年 東京理科大学工学部経営工学科助手
2002年 東京電機大学工学部電気工学科講師
2012年より現職
〈おもな著書〉
『ディジタルフィルタ 原理と設計法』(科学情報出版,2018)
『基本からわかる 信号処理講義ノート』(共著,オーム社,2014)