本書は、詰将棋の素朴な楽しさや面白さを広く知っていただくためのやさしい問題集です。問題図は一部の例外を除きほとんどが、以下の条件下で作っています。
・盤面右上に、配置駒5枚以内で、持ち駒は2枚以内。
・手数は3手と5手で、手筋の捨て駒が含まれる。
シンプルな図面は初級者にも抵抗なく受け入れられ、自然に捨て駒の基本手筋を習得できることと思います。また、指導者の方にはテキストとしてもお役立ていただけるのではないかと考えています。本書によって少しでも新たな将棋ファンが増えることになれば、著者としてこれに勝る喜びはありません。(はしがきより)