ラジオの改造、修理から始まり、日本が世界に誇る超一流企業となるSONYの神話は、偉大な経営者の一人である井深大氏抜きでは語ることはできません。<br>グローバル企業として成長することができたのは「他人から『それは無理だ』と言われても、決して諦めることなくオリジナル製品を生みだす』という井深氏の不屈の精神があったからなのでしょう。しかし、人間ひとりの力だけでは、きっと成しとげることはできなかったはずです。井深氏の持っていた不屈の精神が多くのソニーマンたちに脈々と受け継がれていたからなのです。<br>その井深氏の辿った軌跡を追うことで、日本企業が復活し、さらに一段上にステップアップするためのヒントが見えてくるでしょう。<br>【目次】<br>はじめに<br>第一章 戦争ですべてが失われた日本で<br>第二章 ラジオの修理改造から新商品開発まで<br>第三章 大衆に直結した商品、テープレコーダーの開発<br>第四章 テープレコーダーの普及により気付いたこと<br>第五章 マーケットの仕組みを理解できた九州の一件<br>第六章 安易な道を選ばず、トランジスタラジオ製作へ<br>第七章 会社としてのSONYへ