妙法蓮華経序品第一
是の如きを我聞きき。一時、仏、王舎城・耆闍崛山の中に住したまい、大比丘衆万二千人と倶なりき。皆是れ阿羅漢なり。諸漏已に尽くして復煩悩なく、己利を逮得し諸の有結を尽くして、心自在を得たり。其の名を阿若・陳如・摩訶迦葉・優楼頻螺迦葉・伽耶迦葉・那提迦葉・舎利弗・大目・連・摩訶迦旃延・阿・楼駄・劫賓那・・梵波提・離婆多・畢陵伽婆蹉・薄拘羅・摩訶拘・羅・難陀・孫陀羅難陀・富楼那弥多羅尼子・須菩提・阿難・羅・羅という。是の如き衆に知識せられたる大阿羅漢等なり。
鳩摩羅什訳『妙法蓮華経』は28品の章節で構成されている。[