湘南地域(日本)に位置する家屋の部屋中心部の気温が月別にどのように経過したかについて統計学を用いて検討した。
時系列分析により、気温データ(2017年から2021年まで 連日午前10時)を解析した。
その結果、以下(Ⅰ~Ⅳ)に述べる結論を得た。
Ⅰ 地球温暖化の進行は、寒冷期には著しく温暖期には緩やかであった。
夏期には地球温暖化の進行は認められなかった。
Ⅱ 月別平均気温の5年間の上昇率は0.52℃/年程度であった。
即ち、5年間に室内平均気温は約2.1℃上昇した。
Ⅲ 地球温暖化に伴う温暖期(夏期中心)における気温変動はわずかであった。
寒冷期(冬期中心)において気温は大きく変動した。
Ⅳ 地球温暖化に伴う月別平均気温(2023年)の予測値として、次の値を示した。
⑴予測値の最高値は8月に現れる。その値は約26.1℃である。
⑵予測値の最低値は1月に現れる。その値は約14.0℃である。
⑶予測値の年間(1~12月)の平均値は約20.8℃である。
早稲田大学大学院理工学研究科博士課程終了
工学博士
保有資格
①大気関係第一種公害防止管理者
②水質関係第一種公害防止管理者
③環境計量士
(元)埼玉学園大学教授 環境学 担当
現在
湘南環境ラボラトリー所長