本書は、リスクマネジメントにおける、リスクの概念からの解説から始まり、リスクマネジメントの経営システム化、そして意思決定の質の改善までを一貫して取り上げた、リスクマネジメントのナビゲーターともいえる書籍です。
リスクマネジメントとリスクアセスメントの国際規格化もなされ、リスクの新時代を迎えています。これまで以上に経営システムへの導入を含め,注目が集まるリスクマネジメントの活用ガイドとしても最適です。
第1章 リスク新時代
1-1 リスクマネジメントの世紀を迎えて
1-2 リスクマネジメントと進化の時代
1-3 リスクマネジメントと淘汰の時代
1-4 リスクマネジメントと新しいパラダイム
1-5 リスクマネジメントとサスティナブル組織
第2章 リスク戦略
2-1 覚えていると便利なリスク用語
2-2 成功事例に学ぶリスクマネジメント
2-3 失敗事例に学ぶリスクマネジメント
2-4 内部統制とリスクマネジメント
2-5 リスクマネジメントとブランド戦略
2-6 リスクマネジメントとナレッジマネジメント
2-7 リスクマネジメントと自主行動基準
2-8 リスクマネジメントと意志決定者
第3章 リスクマネジメントのシステム
3-1 システム化について
3-2 リスクマネジメントの基盤整備
3-3 リスクマネジメントのシステム化計画
3-4 リスクマネジメントと方針管理
3-5 リスクマネジメントと目標管理
3-6 リスクコミュニケーション
3-7 リスクマネジメント教育
3-8 インフラストラクチャー
3-9 リスクマネジメントシステム監査
3-10 是正措置と予防措置
3-11 マネジメントレビュー
第4章 統合リスクマネジメント
4-1 ISO9001とリスクマネジメント
4-2 統合マネジメントシステムとリスクマネジメント
第5章 リスクアセスメント編
5-1 リスクアセスメント入門
5-2 リスクアセスメント計画
5-3 リスクアセスメント(リスク特定)
5-4 リスクアセスメント(リスク分析)
5-5 リスクアセスメント(リスク評価)
第6章 リスク対応
6-1 リスク対応計画とリスク対応
6-2 リスク対応の実施
第7章 意思決定
7-1 リスクマネジメントと意思決定
7-2 スキーマの影響と原因結果の錯誤
7-3 囚人のジレンマと課徴金減免制度
7-4 サンクコストが招く非合理的判断
7-5 アンカリングのバイアス効果
7-6 可用性ヒューリスティックと代表性ヒューリスティック
7-7 選択肢を増やすと悩みも増える
7-8 サンプルの偏りが過ちを招く
7-9 相対性と意思決定
7-10 ランダム性の不思議
付録
1 マトリックス法の紹介
2 リスクアセスメントの紹介
3 ディシジョン・ツリーの紹介
4 FTAの紹介