
堀田浩道
さまざまな小テーマを設け、経済・外交・政治・科学の面にわたり世界でいま起きているホットな話題を日本の現在に絡めて歯切れよく論じる。大国アメリカと中国との外交は誰しも興味のある分野であり、この本により再度テーマ設定できたように思う。内向きから外向きに変化しつつある日本の教育システムや農業形態は荒削りであるため、いまだに改良点がさまざま挙げられる。日本の現代の若者が外向きに動こうとする傾向はなにも今に始まったことではない。長きにわたって問題視されてきたがなかなか具体的な行動を発想できなかっただけのことなのである。今後、日本がグローバルな舞台において活躍していくための可能性を記した本書が思想をめぐらす契機あるいは手助けとなることを願う。
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