想いを告げて徳馬に嫌われるよりは、このままずっと側にいてほしい。
だが身分違いもあり想いを告げずにいたある日、突然、徳馬が暇を願い出る。亮一郎は裏切られた思いで徳馬に激怒する。
しかしそんな不穏なふたりのもとに、田舎から急ぎの電報が届いて……。
植物を研究していれば幸せなわがまま坊ちゃんと、
見えない存在・精霊や妖怪が視える健気な使用人の徳馬、
彼が使役する小鬼や妖怪の息づく時代ものファンタジーBL小説。
小冊子作品【白藤】も収録!