赤い館の秘密

· 東京創元社
電子書
334
頁數

關於這本電子書

田舎の名士の館で殺人事件

調査するのは素人探偵ギリンガム

『クマのプーさん』で知られる著者が書いた長編探偵小説


長閑な夏の昼下がり、田舎の名士の屋敷、赤い館で一発の銃声が轟いた。死んだのは、オーストラリアから15年ぶりに館の主マークを訪ねてきた兄ロバート。死体を発見したのは館の管理を任されているマークの従弟ケイリーと、館に滞在中の友人を訪ねてきた青年ギリンガムだった。発見時の状況から一緒にいたはずのマークに疑いがかかるが、肝心のマークの行方は杳として知れない。興味を惹かれたギリンガムは、友人ベヴァリーをワトスン役に、事件を調べ始める。『クマのプーさん』で有名な英国の劇作家ミルンが書いた長編探偵小説、新訳決定版。

解説=加納朋子

關於作者

【A・A・ミルン】

1882年イギリス、ロンドン生まれ。本名アラン・アレキサンダー・ミルン。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学ぶ。英国のユーモア誌『パンチ』に投稿し、後には編集に携わるようになる。その後、作家として独立。代表作は本書のほか『クマのプーさん』『プー横丁にたった家』 。1956年没。


【山田順子】

1948年福岡県生まれ。立教大学社会学部社会学科卒業。主な訳書に、アーモンド「肩胛骨は翼のなごり」、キング「スタンド・バイ・ミー」、リグズ「ハヤブサが守る家」、プルマン「マハラジャのルビー」、アンソニイ〈魔法の国ザンス〉シリーズなど。

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