1968年10月14日,メキシコ・オリンピック100m走で米国のジム・ハインズが優勝したときの電動計時の記録は9秒95でした。この記録は,メキシコシティという標高2000m以上ある空気の薄い高地でつくられたものでしたが,電動計時では人類で初めて10秒を切るものでした。これ以後も,100m走の世界記録は何回か更新され,そして,2009年8月16日,ベルリンで開催された世界陸上選手権大会決勝でウサイン・ボルトは9秒58という驚異的な記録を出し世界中を驚かせました。
本書は,タイトルのとおり,「陸上100m走の記録はどこまで伸びるか?」を考察しています。
スポーツファンの人はぜひお読みください。