あらゆる建築現場で実施されている電気工事の仕事。何となくイメージできても具体的に何を行っているかについては知らないことが多いと思います。実際に着工から竣工まで工事に携わって体で覚えるにも、数年単位の長い期間が必要です。本書では、鉄筋コンクリート造(RC造)のビルの着工から引渡し・竣工までに、電気工事業がどのような仕事を行っているのかを豊富な写真や図をとおして俯瞰的にとらえることができます。新人電工や電気工事業へ入職を考えている人はもちろんのこと、電設資材メーカー、商社の営業担当者にとっては、商品がどのように使用されているかを知って、現場に最適な提案を行うのに役立つ内容となっています。また、他業種と連携する仕事の中身についても学べます。
このような方におすすめ
◎第二種電気工事士を取得済みの業界未経験者
◎電気工事士をめざす学生
◎電気工事会社への就職、転職希望者
◎電気工事会社の指導者、新入社員
◎電設資材メーカーの営業担当者
◎現場で他業種の方々と関わる電気工事従事者
主要目次
Chapter 1 電気工事業とは何だろう?
Chapter 2 建築工事の全体の流れをつかもう
Chapter 3 基礎工事における電気工事の仕事
Chapter 4 躯体工事における電気工事の仕事
Chapter 5 その他の工事と竣工検査における電気工事の仕事
Chapter 6 他業種の仕事も押さえよう
大木健司(おおき けんじ)
学校法人電子学園 日本電子専門学校 電気工事技術科テクニカルチーフ。
電気工事会社での勤務を経て2012 年より日本電子専門学校電気工事技術科に勤務。
著書に『図解入門 現場で役立つ屋内配線図の基本と仕組み』(共著)や『図解入門 現場で役立つ第二種電気工事の基本と実際』(以上、