本書は,高等学校数学IIIの「微分法」について説明しています。国公立大学でも,私立大学でも,理系の入学試験において,数学は中心的科目になっています。その中でも特に「微分法」は,大学の入試問題で頻繁に出題されている分野なのでしっかり学習する必要があります。
本書は,「微分法」と「微分法の応用」の章から構成されており,各項目及び定理の証明では分かりやすいようにできる限り詳しく説明しています。
各章末には練習問題及び解説付きの解答も付けています。すべての問題で,答えに到達するまでの過程及び説明を記述しています。
本書の目次は,以下のようになっています。
目 次
序文
第1章:微分法
1.1. 微分係数
1.2. 微分
1.3. 定数倍及び四則演算
1.4. 合成関数の微分
1.5. 逆関数の微分
1.6. 媒介変数表示の関数の微分
1.7. 陰関数の微分
1.8. 三角関数の微分
1.9. 指数関数・対数関数の微分
1.10. 高次導関数
練習問題及び解答
第2章:微分法の応用
2.1. ロルの定理
2.2. 平均値の定理
2.3. 接線の方程式
2.4. 法線の方程式
2.5. 関数値の増減
2.6. 極大値・極小値
2.7. 変曲点
2.8. 不等式への応用
2.9. 速度・加速度
練習問題及び解答
参照文献
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