「男物のシャツのボタンって、ふつう、左側についてるもんだろう? 左のボタンを、右のボタン穴に通す……でも、この服はそれが逆。」 反対についたシャツのボタン。でも誰もがそれで合っているという。それが予兆だった……。 どこかがほんの少しだけ狂っている、でも何が変なのかわからない……そんな日常の違和感を描いた、SF作家・水城雄のファンタジー作品。奥深さを秘めたニュアンス豊かな短編の名手でもある著者の、愛らしさと怖さが同居する佳編です。 (C)アイ文庫 「ことのは出版オーディオブック作品一覧はhttp://www.kotonoha.co.jpにて」
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