「うつ病」の治し方 うつ状態の自分を救う６つの方法

志田 清之

2014年8月 · クラップ

この電子書籍について

なぜ「うつ」は治らないのか？
大切なのは、回数や期間ではない。
１日１回で完了させるサイコリリース療法を実践するための６つのポイントを伝授！

【まえがきより】
うつ状態とは極めて特殊な心理状態といっても過言ではありません。
そして自分のことを、どう救ってあげたら良いのかわからず、悩み続けている方は少なくありません。
頑張ろうという意志はあるのです。でも、気持ちと身体がついてこないのです。
私は小学３年生時に性的虐待を塾講師から何度となく受け、中学１年生時に人間関係での極度のストレスにより片耳の聴力を失いました。
20代にはメンタルトレーニングで精神を強化して極真空手（武道）全日本二連覇を達成しはずなのにその後、うつ状態に苦しみました……。
ただ今思えば、この経験があったからこそ心のことを深く理解でき、本当に有効な心理スキルを身に付けられたのではないかと思います。
この本の目的はタイトルの通り、うつ状態から自分を救うための内容です。
自分自身の「心」のことを少しでも知ってあげれば、得体の知れない不安は減ることでしょう。
その方向性とヒントを惜しみなく本書に書き綴っています。本書が楽しかった頃に戻るためのヒントになれば心理カウンセラーにとって、これ以上に嬉しいことはありません。

【内容】
正しい知識と方法を身に付ければ、自分を救ってあげられる――まえがきに代えて
第一章　「うつ」とは、出口の見えない苦しみ
第二章　心について理解する
第三章　健康な心の育て方
第四章　うつ状態を解く

評価とレビュー

理性なのか欲望なのか？を整理する事が、主観なのか客観的事実なのか、これらを整理するだけで、今の自分は何をどう捉えて（理性なのか欲望なのかなど）どう受け止め思っているのか、という事が紐解けてくる感じがしました。これらが整理されれば、次なる問題解決も焦点が当たって楽になると感じました。私の場合、欲望を理性で抑えつけなければならないと思い込んでいたので、楽になりました。自身がどういう状況なのかを整理できる区分けの方法としては有益な書籍でした。しかしカウンセリングも進んでない状態の方だと、また頭で裾野や枝を広げて悶々とするかも知れません。根本的な問題解決法は記されていませんが、まず己の状態を知る整理から入れる書籍ですし、問題解決は個々に千差万別だと思うので、根付いた習慣に溶け込む思考回路を柔らかくするには参考になります

著者について

志田清之（しだ・きよゆき）
１９７２年新潟県生まれ。
極真空手で世界クラスの実績を残し、現役引退後、六本木・新橋道場開設。１５００名以上を指導。
現役時代に学び、実践したメンタルトレーニングを世界で初めて稽古プログラムへ導入し、多くの実績を残す。その活動の中で、うつ・パニック・トラウマなど心身症が改善されたケースが起こり、 心理療法との共通点を発見。心理スキル・現代催眠・古典催眠を駆使し、通院せずに一日一回で完了する独自の心理療法プログラム「サイコリリース療法」を開発。
医師やカウンセラーでは対応できない重度の心身症者を一日一回で改善へと導く若手ナンバー１心理カウンセラーとして注目されている。

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