本書は一般ユーザー向けのサイバーセキュリティの入門書です。前半は専門家以外でも知っておくべき内容として、身近なリスクとその対策を概説します。後半ではより専門的な内容に踏み込み、攻撃や防御で使われる技術や、セキュリティ設計の考えかたなども紹介します。
難易度は「セキュリティの入門書が難しくて読めない」という人でも通読できるものです。身近な被害事例を取り上げたり、自分一人でいますぐ始められるセキュリティ対策を紹介したりするので、専門知識がない方でも教養としてセキュリティの知識を身につけることができます。
このような方におすすめ
◎ 日常生活でスマートフォンを使う学生、社会人
◎ 学校や会社でパソコンを使う学生、社会人
◎ IT企業への就職や転職が決まった方
○ 一般社員向けのセキュリティ講習を担当するIT関連部署の社員
○ 子どもにスマートフォンやタブレットの安全な使いかたを教える必要がある保護者、教員
○ ほかのサイバーセキュリティの入門書を読んでみたが、難しくて挫折してしまった方
主要目次
はじめに/目次
Chapter 1 サイバーセキュリティはどうして必要なんだろう?
Chapter 2 サイバー攻撃の手口を知ろう
Chapter 3 サイバーセキュリティの基本的な考えかた
Chapter 4 情報を守るための技術を知ろう
Chapter 5 サイバー攻撃のしくみを知ろう
おわりに/索引
大久保隆夫(おおくぼ・たかお)
情報セキュリティ大学院大学 情報セキュリティ研究科長・教授。
株式会社富士通研究所にて、リバースエンジニアリング・
著書に『イラスト図解式 この一冊で全部わかるセキュリティの基本』(共著、SB クリエイティブ、2017 年)がある。