本書をご購入いただきありがとうございます。
この本を手に取ったのは、悪い習慣を無くし、続けたいことがあるということだと思います。
様々な自己啓発やダイエット、禁煙本を読んできて、効果がなかった人も多くいるはずです。
私も若い頃、飲酒やジャンクフード、ラーメンを食べるという不摂生が辞められずに、長年苦悩し続けていました。
意志の力で抑え込もうとしても結局はストレスが溜まり失敗し、自己嫌悪をするという繰り返しでした。
人生を思い通りに生きている人は、きっと意志が強い人で、自分とは違うというように思い込んでいました。
このまま悪い習慣を続けていれば、いずれ身体を壊していくのは目に見えていました。資格取得の為の勉強や運動も続かずに人生を諦めていました。
しかし習慣の構造について調べていくうちに、大切なのは意志力ではないこと分かっていきました。
成功者が特別意志が強いわけではありません。
誰でも自分の人生を思い通りに操作できます。
習慣が人生を作りだしています。
人生を変えるのに一番大切なことが『習慣を変える』ということです。
本書を読むことで得られるものは、タバコ代数百円、ダイエットで得られる健康だけではありません。
もし資格や勉強を苦痛なく続けられるとしたら?
収入が自然と増えていき自由な人生を生きることができます。
人生を豊かにする為に、『絶対』に知っておかなければならない『テクニック』本書で紹介します。
※薬物、アルコール、ギャンブル、セックス等の依存症の治療の場合は、専門家の指示を受けるようにして下さい。本書はあくまで習慣を変えるというもので治療を目的としていません。
目次
はじめに
悪習慣を辞められない理由は『習慣』
・人の行動は習慣によって操られている
・習慣化のメリット、デメリット
・人の行動は自動化されている
・習慣化された行動の特徴
・認知的不協和
・根付いた習慣ほど制御することができていない
習慣を変えるのに意味ない行動
・ショック療法だけは、習慣は変わらない
・自己啓発の間違ったアドバイス
・意志力に頼った方法
どのように習慣が作られていくのか
・習慣の形成
・習慣を形成するのに必要な時間と頻度
・意識しなくっても習慣が強くなっていく
・自分の意図しない習慣が作られる心理
・現代社会と進化のミスマッチ
習慣が日々の行動を決めている
・無意識に行われる行動
・習慣化されているものが、何もなかったらどうなる
・習慣化した行動は自動化され、感情やストレスを感じない
・欲求ではなく、状況に影響される習慣
チック障害、禁煙で使われる治療法
・習慣を書き換えるトゥレット症候群の治療
習慣逆転法 トゥレット症候群の治療
・行動意図を使った禁煙
・禁煙の難しさ
辞めようとすればするほど、辞められない理由
・禁止することで症状を悪化 過食症や飲酒、喫煙の事例
習慣を変える方法
①自己認識 状況確認
(1)マインドフルネス 瞑想の効果
・瞑想の簡単なやり方
(2)自分の行動を記録する
・良い習慣の場合は、成長を記録する
・デメリット、メリットを詳しく書き出していく
・目標の設定、メリット、報酬の認識
・目標を立てるときにプロセスも想像する
②環境を整える
・状況が習慣を変える
・行動のハードルを上げる
・環境を整え、悪習慣のトリガーを取り除く
③意志力の消耗を抑え、回復させる
・意志力は消耗するが、鍛えられる
・意志力の消耗を抑え、回復させる方法
④行動意図による計画を立てる
・IF・THEN・PLANNINGの作り方
・IF(もし〇〇だったら)を作る注意点
(1)IFが抽象的過ぎると機能しない
(2)限定的過ぎると機能しない
(3)時間で制約しない
(4)すでにある習慣に結びつける
THENの部分を作るポイント
(1)THENはシンプルで実行しやすいものが望ましい
(2)THENは複数でもいい
(3)「〇〇しない」というTHENは作ってはいけない
(4)悪い習慣の場合、原因のIFを探し新しいTHENを上書きする
・IF・THEN・PLANNINGが自動化されるまで
・行動を長続きさせるポイント
・IF・THEN・PLANNINGは『自分で計画』することが大切です。
・自分で計画を立ててみよう
①自己認識『行動を記録』
②環境を整える
③意志力の消耗を避け、ストレス解消法を持っておく
④行動意図による計画を立てる
あとがき 本書を執筆した理由